スマートホームで防犯&見守りを強化!導入のポイントと費用相場
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- 2月26日
- 読了時間: 10分

スマートホームを導入するメリットとして、防犯や見守り体制を強化できる点が挙げられます。
昨今、闇バイトによる強盗が問題化しており、凶悪化の一途をたどっている状況です。
そこで、スマートホームによる防犯対策強化を図れば、被害を未然に防止できる可能性が高まります。
では、実際に防犯や見守り目的でスマートホームを導入しようとした場合、どのような点に着目すれば良いのでしょうか?
本記事では、スマートホーム導入のポイントや費用相場などについて解説します。
スマートホームで実現する8つの防犯や見守り対策

スマートホームによって、主に以下8つの防犯や見守り対策を実現できます。
スマートロックによるオートロック
Bluetooth人感センサーにより不審者の動きを検知し通知
スマートカメラによる不審者の記録や見守り
スマートライトによる威嚇効果
タイマーで照明のスイッチを管理
スマートインターホンで外出先から来客に応答
スマートカーテンで留守中も自動で開閉
Bluetooth開閉センサーで侵入を見逃さず対応
各対策について、詳しく解説します。
スマートロックによるオートロック
スマートロックとは、ドアの解錠や施錠を管理できるデバイスを指します。
通常のドアでは、物理キーを使用して鍵穴に鍵を挿して開錠と施錠を行うのが一般的です。
ただし、ピッキングなどによって開錠されて空き巣の被害に遭うケースは少なくありません。
一方、スマートロックの場合は物理キーを使用せずスマートフォンのアプリ上で容易に開錠と施錠が可能です。
また、カードキータイプのスマートロックも多く、タッチするだけで簡単に開錠できる点が魅力的です。
スマートロックの場合、基本的にオートロックがかかるため施錠し忘れるリスクを回避できます。
さらに、スマートロックは通信による制御を行っているため、開錠日時や利用デバイスなどのログが記録されます。
もし、見知らぬログを検知した場合は空き巣に入ろうとしている証拠となり、すぐにアクションを起こせるメリットがあるのです。
ほかにも、ワンタイムパスワードで知人などに鍵の受け渡しできるなどの特徴があります。
Bluetooth人感センサーにより不審者の動きを検知し通知

Bluetooth人感センサーを使用すれば、不審者が発見された際に検知してスマートフォンに通知可能です。
通知するだけでなく、スマ-トフォン越しに音声で不審者に対して警告を送る音声機能付きのタイプもあります。
後述するように、カメラとセットとなって映像として記録することも可能です。
防犯以外にも、住居内で立ち入ってはならない危険な場所にセンサーを設置し、子どもやペットが近づいた際に音声メッセージで注意喚起するなどの使い方もできます。
スマートカメラによる不審者の記録や見守り
防犯対策として、真っ先に思い浮かべるのが防犯カメラです。
防犯カメラは、設置しておくだけでも一定の抑止力を発揮するものです。
また、実際に空き巣に入られた際に映像として記録を残せるメリットがあります。
スマートカメラとセットで、人感センサーが必要な場合があります。
スマートカメラは比較的安価に購入できるものの、動体だけを追尾して撮影できる自動追尾機能を搭載したものなど高機能で便利なカメラが多いです。
スマートカメラの場合、不正アクセスによって情報が流出するリスクが懸念されます。
そこで、アカウントが乗っ取られそうになった場合でも、2段階認証でブロックできる機能があるものがあり、安全に利用できます。
スマートカメラの場合、防犯以外にも室内で使用して子どもやペットが室内で何かあった時にもすぐに確認できるなどの用途でも利用可能です。
撮影したデータは、クラウドサービスを活用することで常時バックアップできます。
これにより、もしカメラが破壊されても記録が残るので便利です。
スマートライトによる威嚇効果

スマートライトは、スマートカメラ同様に設置しておくと一定の抑止効果を発揮します。
暗い時に人を感知し、点灯する人感センサー付きライトが主流であり、不審者が侵入した際に一目で確認可能です。
また、家族としても暗い場所を歩く際にライトが点灯すると安全に歩行できるメリットがあります。
タイマーで照明のスイッチを管理
タイマー機能がある照明機器を使用すれば、自動で照明を付けたり消したりできます。
このデバイスを活用すれば、住居にいなくても外から見た際に人がいるように見せかけることが可能です。
空き巣を狙っている人は、住居の外から人がいるかどうかを確認しているケースが多いです。
そこで、照明が付いていると在宅を装うことが可能であり、人がいると判断して空き巣のターゲットから外れる効果があります。
スマート照明は、タイマーにより決まった時間に漬けたり消したりできるだけでなく、スマートフォンからオンオフを操作できるタイプもあります。
スマートインターホンで外出先から来客に応答

スマート照明を活用したとしても、それを見越して空き巣に入られるケースがあります。
その場合、一度インターホンを鳴らして反応があるかどうかをチェックして、最終的に空き巣に入るかどうかを判断する場合があるのです。
その対策として有効的なのが、スマートインターホンを利用する方法です。
スマートインターホンを導入すれば、インターホンが鳴ったらスマートフォンに通知があり、呼びかけに応答できます。
インターホンが鳴っても即時に応答することで、空き巣狙いの抑止力となるのです。
防犯以外でも、外出中に訪問された人に対して不在であることを伝えられるメリットがあります。
スマートカーテンで留守中も自動で開閉
普段使用しているカーテンレールにスマートカーテンを取り付ければ、カーテンを自動開閉できます。
スマートカーテンを使用すれば、スケジュール機能や明るさを感知して開閉のタイミングを事前に設定できます。
外出中に在宅を装いたい場合、スマートカーテンを操作すれば外部に在宅中であることをアピール可能です。
また、カーテンを閉め忘れた場合に外出先から閉めたり、植物に日光を当てたい時間帯のみカーテンを開けたりするなどの便利な使用方法もあります。
防犯や見守り目的でスマートホームを導入する際に考慮すべきポイント

防犯や見守りを目的として、スマートホームを導入する際に考慮したいポイントとして、以下が挙げられます。
スマートホームを導入する目的を明確化する
スマートホームを導入する場所を間違えないように注意する
スマートホームの使い方を正しく理解しておく
使用するデバイスのメンテナンスを考慮する
セキュリティ面のリスクを理解して導入する
各ポイントの詳細について、詳しくみていきましょう。
スマートホームを導入する目的を明確化する
スマートホームは、導入すれば即座に防犯や見守りに効果があるものではありません。
しっかりと目的を持って導入しないと、間違った方向に進んでしまう可能性があります。
例えば、外部からの不審者侵入を防止したいという目的で導入したい場合、スマートカメラやライトが候補になるでしょう。
一方で、扉を開けた際にスマートフォンに通知するセンサーを付けても、時すでに遅しとなるわけです。
以上より、導入を検討する最初のステップでどのような目的で導入するのかを名確認しましょう。
スマートホームを導入する場所を間違えないように注意する

スマートホームで使用するデバイスは、適切な場所に設置しましょう。
具体的には、侵入する可能性が高い場所に重点的に設置するのがおすすめです。
これにより、より防犯効果を高めることができ、万が一犯行に及ばれても記録を残すことができます。
スマートカメラは、どうしても玄関に設置したくなりがちですが、玄関から堂々と侵入する空き巣犯は稀です。
裏口や勝手口を狙うケースが多く、そこに重点的に設置するように設計してください。
スマートホームの使い方を正しく理解しておく
スマートホームを構築する場合、一定のITに関する知識が必要です。
特に、ネットワークに関する知識が無いと個々のデバイスをうまく連携させることは難しいものです。
また、それぞれのデバイスが持つ特性を活かした活用方法ができるかがポイントとなります。
これは、自分だけでなく同居する家族などにも周知する必要があります。
不明な点がある場合、マニュアルを読んで理解するなどの対応を図りましょう。
使用するデバイスのメンテナンスを考慮する

スマートホームで使用するデバイスは、基本的に電池やバッテリーで駆動します。
バッテリーが切れてしまうと動作しなくなり、いざという時に役に立たなくなってしまいます。
よって、こまめに動作するかのチェックを怠らないことが重要です。
また、ソフトウェアのアップデートを常に実施しておかないと、正しく動作しなくなる可能性があります。
セキュリティ面のリスクを理解して導入する
スマートホームは便利な反面、もし乗っ取られた場合に大きな被害を受けかねません。
正常に動作しなくなるだけでなく、個人情報が流出してしまう事態が発生します。
情報セキュリティ対策の強化や優れたIT人材を育成する活動に取り組んでいるIPA(独立行政法人情報処理推進機構)では、政府機関や自治体、一般企業向けに「ネットワークカメラシステムにおける情報セキュリティ対策要件チェックリスト」を後悔しています。
それだけ、ハッキングにおけるリスクが高いと警鐘を鳴らしているのです。
自宅のスマートホームをいつ乗っ取られてもおかしくないと考え、ウイルス対策ソフトの導入や最新のファームウェア導入、パスワードの定期的な変更などのメンテナンスを行いましょう。
スマートホームで防犯や見守りをするための仕組みを導入する費用

スマートホームを構築するためには、各種デバイスの準備が必要です。
また、インターネット環境がない場合は通信環境も整える必要があります。
スマートカメラやセンサー、ライト、スマートスピーカーなどを全て揃えると、5万円以上かかる場合が多いです。
複数のデバイスを用意したり、より高機能なデバイスを導入したりしたい場合、10万円近くかかることもあります。
ランニングコストとして、デバイスの電気代や電池代、クラウドストレージを利用する場合は月額1,000円程度の費用がかかる点も留意する必要があります。
また、自分でスマートホームを構築するのが不案な場合、専門サービスを利用すると良いでしょう。
専門サービスを利用すれば、デバイスの設置やシステムの構築までを一貫して委託できます。
セコムやALSOKのサービスでは駆けつけサービスも利用できるため便利です。
他にも、駆けつけサービスはないもののソニーネットワークコミュニケーションズライフスタイル株式会社が提供しているスマートホームサービス「MANOMA(マノマ)」のように、月額980円(税込)から利用できるサービスもあります。
ランニングコストがかかるものの、構築に不安がある方は利用を検討してみても良いでしょう。
スマートホームで安全に暮らせる環境を整えよう!

スマートホームは、防犯や見守りが可能なデバイスが多く存在します。
特に、スマートカメラは抑止効果も高く、いざという時の記録にも役立ちます。
スマートホームを構築するためには、一定の知識が必要ですが決して難しいものではありません。
本記事で紹介した内容を参考に、スマートホームの構築により安全に暮らせる環境を整えましょう。
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