スマートホームは本当に省エネ?導入のメリット・デメリットを解説
- info0598431
- 2月28日
- 読了時間: 9分

スマートホームを構築すると、快適な生活を送ることができます。
また、省エネ対策としても有効的とも言われています。
スマートホームと似たものとしてスマートハウスがあり、太陽光発電で自然エネルギーにより発電できるため省エネを図ることが可能です。
さらに、HEMSによってエネルギーを節約できる特徴があります。
一方、スマートホームは本当に省エネ効果があるものなのでしょうか?
本記事では、スマートホームで省エネを図る方法や、導入におけるメリットとデメリットを紹介します。
スマートホームで省エネを図る6つの方法

スマートホームで省エネを図る方法として、以下のパターンがあります。
スマートリモコンとスマートプラグで電源を一括にオフする
スマートリモコンで電源をオートメーション化する
人感センサーライトで必要なタイミングだけ照明を照らす
明るさセンサーで常に最適な照度を確保する
温度センサーによる最適なエアコンの温度設定
スマートフォンで電気使用量を確認
各方法について、詳しく解説します。
スマートリモコンとスマートプラグで電源を一括にオフする
朝出かける際、付けていた家電などをそれぞれオフにして出かけるケースがあるでしょう。
例えば、エアコンやテレビ、照明を順番に消していくのは、手間がかかるものです。
また、何かを消し忘れてしまうケースがあり、無駄な電力消費に繋がってしまいます。
さらに、待機電力も意外と無視できない存在であり、可能な限りコンセントを抜いておいた方が良いケースが多いです。
しかし、毎回コンセントを抜く行為も簡単なものではありません。
そこで取り入れたいのが、スマートリモコンとスマートプラグを組み合わせた電源管理術です。
スマートリモコンとは、赤外線通信が可能なデバイスのことです。
通常、家電に付いてくるリモコンは他の家電では利用できません。
よって、家電の数だけリモコンが増えていく形となります。
スマートリモコンの場合、赤外線通信が可能であるためスマートリモコンに内容を学習させればリモコンの代わりとなってくれるのです。
スマートリモコンと同時に利用したいのが、スマートプラグです。
スマートプラグとは、Wi-Fi接続できる電源プラグであり、リモートで簡単に接続しているデバイスをオンオフできます。
スマートリモコンとスマートプラグの組み合わせにより、接続している家電を一斉にオフにすることが可能です。
外出する際、一斉にオフにできれば消し忘れを防止できると同時に、待機電力の削減にも繋げられます。
スマートリモコンで電源をオートメーション化する

スマートリモコンは、スマートフォンや音声により操作できるだけではありません。
多くのデバイスでオートメーション機能があり、特定の時間になると操作できるものがあります。
例えば、毎朝8時に出かけて19時に帰宅する場合、各タイミングに合わせてスマートリモコンで家電を操作することが可能です。
これにより、消し忘れを防止する効果と必要最小限の動作に留められるメリットがあります。
人感センサーとライトで必要なタイミングだけ照明を照らす
スマートホームに対応するデバイスとして、人感センサーとライトは導入したいデバイスの1つです。
人感センサーとライトにより、人を検知するとライトを照らすことができます。
玄関までの通路で暗くて視認性が悪い場所に人感センサーとライトを導入すれば、スイッチを操作することなく照らしてくれるので安全に移動できます。
人感センサーの場合、人の気配がなくなればオフにできるので、つけっぱなしを防止できるため省エネに繋げることが可能です。
特に、LEDライトとの組合せにより省エネ効果を高められます。
明るさセンサーで常に最適な照度を確保する

スマートホームに関連するセンサーとして、明るさセンサーがあります。
明るさセンサーは、設置した箇所の照度を測定し、明るさを判定できます。
明るさセンサースマート照明を組み合わせることで、常に一定の明るさをキープすることが可能です。
これにより、不必要に明るくしすぎない設定をキープでき、省エネに繋げられます。
温度センサーによる最適なエアコンの温度設定
明るさセンサーだけでなく、温度センサーも有効活用したいデバイスです。
温度センサーとスマートリモコン、エアコンを組み合わせれば、常に快適な温度をキープできます。
エアコン自体にAI機能があり自動で最適な温度に設定する場合があります。
ただし、古いエアコンの場合はAI機能が搭載されていないものが多いです。
そこで、温度センサーを採り入れることで古いエアコンでも一定の温度に保つ管理が可能となります。
スマートフォンで電気使用量を確認

省エネを実現するためには、どの程度の電力を消費しているのかを把握しておくことが重要です。
特に消費量が多いところを重点的に改善できれば、大きな省エネ効果が期待できるでしょう。
スマートハウスの場合、HEMSにより容易に消費電力を把握できます。
スマートホームでも、ワットチェッカーを導入すればリアルタイムの電力消費を確認できるので便利です。
すべてのコンセントに導入するのは難しいものの、主要なところに設置すると良いでしょう。
スマートホームで省エネを実現するメリット

スマートホームで省エネを実現することで、以下のメリットがあります。
電気料金を抑えることができる
利便性や快適性が向上する
エコ活動に貢献できる
各メリットについて、詳しくみていきましょう。
電気料金を抑えることができる
スマートホームで省エネ化を図る際の最大のメリットが、電気料金を抑えられる点です。
昨今、電気料金の高騰が止まらず家計を圧迫しているというケースが多いです。
電離料金の高騰は、主に以下に起因して発生しています。
燃料費の高騰
国内における電力供給不足
再エネ賦課金の値上げ
世界情勢
少しでも電力利用量を抑えたい場合、スマートホームの構築は有効的な手段となります。
不必要な電力消費を抑えるだけでなく、料金が安い夜間電力を活用するなどの方法で電気料金を抑制可能です。
また、ワットチェッカーの活用により常に電力消費量を意識して、自然と省エネについて意識を高めることもできるでしょう。
利便性や快適性が向上する

スマートホームで省エネ対応を図ることで、利便性や快適性が向上するメリットがあります。
例えば、スマートプラグで電源関係を一括管理することで、毎回電源をオフにしていた家電を一度の操作ですべてコントロール可能です。
また、タイマー機能やスマートセンサーとの連携により特別な操作をしなくても自動で思い通りのコントロールができるため、利便性が格段に向上します。
エアコンについては、最適な温度を維持できるように設定すると電力消費量を抑えると同時に常に快適な住居環境をキープできます。
以上のように、省エネ化と聞くと利便性が損なわれるイメージがある中で、逆に利便性や快適性が向上できる点は魅力的です。
エコ活動に貢献できる
スマートホームで省エネを図ることで、エコ活動に貢献できるメリットもあります。
無駄な電力消費を抑えることで、CO2排出量の削減に寄与し、地球温暖化対策にも貢献することが可能です。
さらに、SDGsへの貢献を果たせる点も見逃せません。
以上のように、特に意識しなくてもエコ活動の貢献できるのがスマートホームの特徴の一つとなります。
スマートホームで省エネを実現するデメリット

スマートホームで省エネ対応を図る際、必ずしもメリットばかりではありません。
主に、以下のデメリットがある点を念頭に置いて導入する必要があります。
費用対効果が低い場合がある
ランニングコストを考える必要がある
一定の知識がないと使いこなせないリスクがある
各デメリットの詳細は、以下のとおりです。
費用対効果が低い場合がある
スマートホームの導入により、一見すると省エネに繋がるように見えても、費用対効果を考えると思うような効果を得られない場合があります。
スマートホームに対応したデバイスの中には高価なものがあり、初期費用をかけて購入しなければなりません。
せっかく高い費用をかけて購入しても、省エネ効果が低いと意味がありません。
省エネ以外で快適性や利便性が高まるメリットをもたらすため、一概に費用対効果だけで判断する必要はないものの、省エネだけを目的に導入する場合は注意が必要です。
ランニングコストを考える必要がある

スマートホームを導入する場合、ランニングコストを考える必要があります。
具体的には、スマートデバイスにも電気量がかかり、電池式の場合は電池代の負担が必要です。
また、定期的なメンテナンスが必要になる場合があり、その費用も見込んでおかなければなりません。
インターネット環境がない場合、スマートホームのためだけにネットワークを構築する必要があり、月々の通信料金がかかります。
以上のように、導入費用だけでなくランニングコストがかかる点はデメリットと言えます。
一定の知識がないと使いこなせないリスクがある
スマートホームに対応したデバイスは、基本的に単独での動作ではなくネットワークに接続して連携させる必要があります。
連携させるためには一定の知識が必要となり、せっかく導入しても使いこなせないリスクがあります。
自分だけでなく、同居する家族なども含めて、本当にスマートホームを導入して省エネ対応した方が良いかどうかを慎重に判断することが重要です。
スマートホームで省エネ活動を実践しよう!

スマートホームでは、各種デバイスを組み合わせることで比較的簡単に省エネを実現できます。
省エネに特化したデバイスも多くあり、有効活用すれば更なる省エネを図ることができるでしょう。
省エネを目指すことで、利便性や快適性が向上するメリットもあり、スマートホームの導入は効果はてきめんです。
本記事で紹介した内容を参考に、スマートホームで省エネ活動を実践しましょう!
.png)





.png)
