分譲・戸建てにスマートホーム導入で差別化!選ばれる物件の条件とは?
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- 3月27日
- 読了時間: 11分

分譲や戸建ての住宅に、スマートホームを導入するケースが増えています。
スマートホームを導入することで、ほかの物件との差別化を図ることができるため、大きなメリットがあります。
では、具体的にどのような点で差別化を図ることができるのでしょうか?
本記事では、分譲・戸建てにスマートホーム導入で差別化を図る方法や、選ばれる物件の条件などを紹介します。
分譲・戸建てにもスマートホームを導入できる!

分譲や戸建ての物件にも、スマートホームは容易に導入可能です。
スマートホームは建物を建築する際に導入しておくことで、気軽に導入できます。
また、すでに建築が完了した分譲や戸建てにも、取り入れることが可能です。
後述するように、分譲や戸建てがスマートホーム化されていることで、売り主からすれば大きなアピールポイントとなるでしょう。
分譲・戸建てにスマートホームを導入することによる3つの差別化ポイント

分譲や戸建ての物件を導入することで、以下4つの観点で一般的な物件との差別化を図ることができます。
セキュリティ面をアピールできる
利便性の高さをアピールできる
省エネにより光熱費の削減を図ることができる
各ポイントについて、詳しく解説します。
セキュリティ面をアピールできる
物件をスマートホーム化することで、ホームセキュリティのレベルをより高めることができます。
スマートホーム対応機器としてスマートカメラがあり、屋外や室内などに設置しておくことで空き巣などが入ろうとした場合に記録を残すことができます。
実際に被害に遭った場合、映像が記録として残るため有力な証拠となります。
また、カメラが設置してあることで一定の抑止力となり未然に防止できるメリットもあるのです。
防犯ライトとセットで使用すると、より強固なセキュリティ体制を築けるでしょう。
セキュリティ面では、スマートロックも欠かせないシステムの1つです。
スマートロックでは、容易にドアの開閉が可能となるだけでなく、ロックや解除を行った記録が残るメリットがあります。
さらに、連動したアプリに結果が通知されるので、リアルタイムで情報を入手できる点が魅力的です。
以上のようなセキュリティ体制の構築により、一般的な住宅よりも優れている点をアピールでき、差別化を図れます。
利便性の高さをアピールできる

物件をスマートホーム化すれば、利便性の高さをアピールできます。
スマートホーム対応機器は、多くがリモコンなどで操作する必要はなく、接続したスマートスピーカーへ話しかけるだけで操作できます。
テレビを操作したいのにリモコンが見当たらなかったり、エアコンのスイッチを料理中で手が離せなかったりするシーンでも、スマートホームで容易に操作可能です。
また、手が届きにくい場所にある家電のスイッチを容易に押せるように、スマートプラグを使用するのも良いでしょう。
以上のように、スマートホームによって利便性が高まり、それが物件選び時の強力なアピールポイントとなります。
省エネにより光熱費の削減を図ることができる
物件のスマートホーム化を図ることで、省エネを実現できるメリットがあります。
スマートプラグを活用することで、接続しているデバイスの電源を一括でコントロールできます。
外出するときには一括でオフにして、帰ってきたらオンにすることで不在時の待機電力をカットでき、消し忘れも防止可能です。
また、スマートリモコンを使用することでも設定した家電を一斉にコントロールできます。
スマートプラグやスマートリモコンにはタイマー機能があり、普段の生活のルーティンに合わせてオンオフを制御できます。
さらに、スマートホームでは温湿度を測定する機能があれば、一定の室内環境になるようにエアコンなどをコントロールできるため、無駄に使いすぎずに省エネを図ることが可能です。
以上のような省エネ対策により、光熱費を下げられるため物価高や燃料費高騰が続くなかで大きなメリットとなり、差別化を図れます。
分譲・戸建てにスマートホームを導入することによるメリット

分譲や戸建てにスマートホームを導入しほかの物件との差別化を図ることで、以下のメリットがあります。
入居率のアップを実現できる
後から導入した場合に発生する問題をクリアできる
管理業務を効率化できる
各メリットについて、詳しくみていきましょう。
販売率のアップを実現できる
物件のスマートホーム化により、ほかの物件よりもセキュリティ面や利便性の向上により、それを魅力と感じて販売率がアップします。
2024年7月にコネクティッドホーム アライアンスが発表した資料によると、スマートホームという用語を認知している人が65.5%おり、その中で61.5%は利用意向があるとしています。
高いニーズがある中で、スマートホームに対応していることをアピールできれば、大きな訴求ポイントとなるのです。
これにより、入居希望者が増えて入居率を高めることができます。
後から導入した場合に発生する問題をクリアできる

分譲・戸建てに新築時点でスマートホームを導入することで、建築後に導入した場合に発生する問題をクリアできるメリットがあります。
スマートホームを導入する場合、どのようなシステムを導入し、何をしたいのかを明確にしておく必要があります。
また、土地や建物の構造上の問題で電波が届きにくい場合があるため、可能な限り建築する段階で導入するのがベターです。
そこで、分譲や戸建ての場合は設計段階から電波の届きやすさなどを考慮できるので、電波に関する問題が生じにくいメリットがあります。
ほかにも、デバイスを設置する場所などを事前に確保しやすかったり、配線を綺麗に収納できたりする点も大きなメリットとなるでしょう。
管理業務を効率化できる
不動産会社の場合、スマートホーム化により管理業務を効率化できるメリットがあります。
定期的なメンテナンスが必要になる場合、常に情報を確認しておく必要があります。
スマートホーム化によって、各種情報を不動産会社としても入手しやすくなるため、今まで人手に頼っていた部分を効率化可能です。
また、販売時点でも無人内覧システムを導入することで、不動産業界で深刻化している人手不足の問題を解消できます。
分譲・戸建てにスマートホームを導入する場合の課題

分譲・戸建てにスマートホームを導入する場合、メリットばかりではなく以下の課題があります。
販売価格がアップする
定期的なメンテナンスとアップデートが必要
入居者が使いこなせない可能性がある
各課題について、詳しくみていきましょう。
販売価格がアップする
分譲や戸建て物件にスマートホームを導入する場合、販売価格のアップは免れません。
さまざまなスマートホームデバイスを導入する場合、数十万円程度の費用がかかる場合があり、その費用が価格に転嫁されます。
分譲や戸建ては販売価格が数千万円などと非常に高価であり、スマートホーム導入費用が占める割合は大きくありません。
また、スマートホーム化によって省エネを図れること、及び費用対効果を考えると決して大きなデメリットとは言えません。
それでも、実際に販売価格が高くなることは注意点として認識しておきましょう。
定期的なメンテナンスとアップデートが必要

スマートホームデバイスは、定期的なメンテナンスとアップデートが欠かせません。
スマートホームデバイスの場合、駆動方式として電池を用いる場合があり、電池を交換する手間がかかります。
また、スマートカメラであればレンズに汚れが付いた場合の清掃や、センサーが正常に検知できるように室内にあるデバイスに埃が溜まった場合の清掃などの対応も必要です。
設計段階で、容易にメンテナンスしやすいように考慮書しておくことが重要となります。
ほかにも、スマートホームデバイスは常に最新のセキュリティレベルを保つ必要があり、ファームウェアやアプリなどのアップデートが欠かせません。
さらに、常に新しいテクノロジーを用いたデバイスが登場するため、アップグレードも検討する必要があります。
入居者が使いこなせない可能性がある
どれだけ便利な機能があるスマートホームデバイスであっても、使いこなせなければ意味がありません。
そこで、誰でも容易に使えるように設計段階から考えておく必要があります。
設定が容易なデバイスを導入したり、マニュアルを作成して入居者に周知させたりする方法がおすすめです。
内覧時に、実際に使用してみてもらうという方法も良いでしょう。
新築時に導入したいスマートホームデバイス5選

分譲や戸建てを新築する際、スマートホーム化により選ばれる物件を目指したいものです。そこで、ぜひ導入しておきたいスマートホームデバイスとして、以下5つが挙げられます。
スマートカメラ
スマートロック
スマート照明
スマートミラー
スマートカーテン
各デバイスのおすすめポイントについて、詳しく解説します。
スマートカメラ
スマートカメラは、後付けでも設置できるものの、配線の引き回しなどを考えると新築の時点で導入しておきたいデバイスです。
スマートカメラは、防犯だけでなく見守りを目的としても活用できます。
スマートカメラを複数設置する場合、容易にカメラ画像を切り替えたり映像を保存する先を一本化したりするため、可能な限り同じメーカーで揃えておくと良いでしょう。
また、追尾機能やスピーカー機能があるカメラを導入すると、なお利便性が向上して実施できることの幅が広がります。
スマートロック

スマートロックとは、玄関などの施錠を無線でコントロールできるデバイスのことです。
従来、鍵を使用して施錠していたものをカードのタッチやアプリの操作などで開錠と施錠を容易に実施できます。
また、開錠と施錠の履歴がアプリ上で確認でき、リアルタイムでの状態もチェックできるので犯罪に巻き込まれた場合の履歴としても使用できます。
スマートロックの場合、後付けでも設置できるものの新築の段階から設置すればドア周りがすっきりできるのおすすめです。
スマート照明
スマート照明とは、音声などでライトをオンオフできるデバイスのことです。
スマート照明を使用すれば、従来はリモコンや壁スイッチで操作していたものを、より簡単に操作可能となります。
また、照度センサーと組み合わせることで明るさを常に一定に保てたり、人感センサーと組み合わせることで人がいるタイミングだけ照明を付けたりできるので便利です。
適切な明るさの確保やこまめな消灯によって、省エネ効果が期待できる点も魅力的です。
スマートミラー

スマートミラーとは、洗面所の鏡の代わりに設置して、本来の鏡の機能とともにさまざまな情報を表示できるモニターの機能があるデバイスです。
モニターにニュースや天気予報の情報を表示させれば、化粧中でもさまざまな情報を入手できます。
また、スタイリングの例を表示させてチェックしながらメイクを行ったり、ヘルスケアに関する情報を確認できたりするので便利です。
まだ種類が少ないものの、今後多くの種類が登場してスタンダードになっていくと考えられます。
スマートカーテン
スマートカーテンとは、カーテンレールに取り付けてカーテンの開け閉めを自動化できるデバイスです。
通常、カーテンの開け閉めは人間が手で行うのが一般的であり、意外と手間がかかるものです。
また、日中は開けて夜は閉めるなどの操作は、その場に人がいなければなりません。
たとえば、観葉植物を育てている場合は一定時間だけ日光に当てたくても外出中は対応できません。
そこで、スマートカーテンを利用すればオートメーション化できるため、特定時間のみカーテンを開けるなどの操作を自動で行えます。
ほかにも、スマートセンサーに接続して部屋の明るさに応じて開閉することも可能です。
後付けでスマートカーテンを利用できるものがある一方、レール自体をスマートデバイス対応のものにすれば見た目がすっきりして確実な操作ができるので便利です。
分譲・戸建てをスマートホーム化して差別化を図ろう!

分譲や戸建てをスマートホーム化することで、差別化を図ることが可能です。
注目を集めることで、他の物件よりも選ばれやすくなるため導入することによるメリットは大きいと言えます。
ただし、コストアップは免れずいかに物件を探している人に魅力を伝えられるかが重要です。
本記事を参考に、物件を探している人のニーズを捉えつつ、スマートホーム化を図りましょう。
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